... スメタナの連作交響詩『我が祖国』、息もつかせぬ緊張感と美しさで最後の第六楽章まで会場全体を巻き込みながら、最後はスタンディングオベーションで拍手の嵐がいつまでも鳴り止みませんでした♪
まるでスラブ民族の波乱の歴史を見つめてきたヴルタヴァ川の水の流れをありありと連想させるような弦楽器のうねりの美しさったら!!
洗練の極みとはこういうものかと...(T-T)
弦も木管も金管も...とにかく全てのパートがことごとく素晴らしく、やはりウィーンフィルは世界最高のオーケストラなのだなぁ... とつくづく実感( ̄▽ ̄)
今年75歳になる指揮者のダニエル・バレンボイムも珍しく何度か汗を拭う熱演で、指揮台に立つ白髪の円熟した後姿を見ながらとても感慨深いものがありました(T-T)
この演奏が聴けて本当に幸せでした。私が人生で聴いたコンサートの中で3指に入る素晴らしく印象的な感動のコンサートでした♪
ウィーンフィルでもようやく数年前から戦争中のナチとウィーンフィルとの協力関係を自ら検証し反省する動きが出ているようで、今回のチェコでの50年振りの音楽祭の出演も、バレンボイムがアルゼンチン生まれのユダヤ移民であることなども、この夜の鳴り止まない拍手にには込められているのかな... と想像しました
素晴らしい夜でした☆彡