雪の光日記帳

15歳のトイプードルviola (2007年2月生まれ♀)と飼主の札幌暮らしを日記帳代りに綴っています。instagramでもたま〜に動画や写真を (@shubotan)
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15歳のトイプードルviola (2007年2月生まれ♀)と飼主の札幌暮らしを日記帳代りに綴っています。instagramでもたま〜に動画や写真を (@shubotan)
タクシーのエピソード

タクシーのエピソード

… 空港へ向かうタクシーの運転手さんはカリブ海に面した旧フランス領ハイチ出身の30代くらいの黒人のお兄さん。子供が3人いるって話してくれた。
ハイチって確か政治も混乱していて子供達が貧困に喘いでいる国… って思い出したりしながら黙って外の景色を見ていた

車内はFMからベートーベンのピアノコンチェルトが流れていて 「クラシック好きなの?」と尋ねると 「大好きだ。心が落ち着く」って言ってた。

空港に着くまでほとんどそれ以外の会話は交わさなかったけれど、オペラ座の横を通った時だけ 「ここ、オペラ座だよ。毎晩すばらしい音楽やってるんだ」って少し弾んだ声で言った
この1週間前たしかわたしはここでバレエを観たのだけれど、それももう遠い思い出に感じられたのは、きっとそれから余りにたくさんの景色を見たからかも

空港に着き定額料金60ユーロを100ユーロ紙幣で支払おうとするとお釣がないと言う。
それで彼も一緒に車を降りて空港内の広いロビーに私とスーツケース2個を残して「ここでちょっと待ってて」と言い残して素早くどこかに行ってしまった

10分近く待っても来ないので「もしかしたら騙されたのかな?(´・Д・)」と思ったりしながら「あと5分待って来なかったら諦めて搭乗カウンターに行こう」と思っていたら…
あちらから大柄の彼がジュースのボトルを一本持って飄々と歩いてきて、クシャクシャの20ユーロ紙幣2枚を少しはにかみ顔でぶっきら棒に私に渡してくれた(^-^)

疑って悪かったな、とちらっと思いながらチップの小銭を渡すと、また少しはにかみながらで受け取って「じゃあ さよなら」と言ってまた飄々と去っていった

… と、長い割にこれだけの話なのだけれどσ(^_^;)

今回の旅で、優しい人々に、少しはにかんだうつくしい笑顔に、たくさん会いました♪ ありがとう!
violaの待つ日本に戻ります

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