... 一昨日、violaを預け私は一泊の予定で東京へ。
機内で『海辺のカフカ』の続き…(読むの遅いの)。
でも、この本とても面白い!
私の世代は熱狂的な!村上春樹ファンが周囲にも沢山いるけれど(その多くが男性)…、私も『ノルウェーの森』までは同時代で全作品を読んではいたけれど… 実はそれ程好きな作家ではなかった。… というか、ある部分がいつも鼻について好きではなかった。ある部分… というのは、多分村上作品を通して流れている品のよい軽さ、優等生的な清潔感がどこか気持ち悪かったのかも?(。-_-。)
それでも、その軽さの奥に描かれている恐ろしさ、暗さ、鋭さは常に尊敬の対象だったけれど…。
でも久しぶりに読んだ村上作品『海辺…』は、鼻につく部分が弱まって、どんどん物語に引き込まれている。単に、読む私が変わったのかもしれないけれど…
15才の田村カフカ少年の物語。今は下巻をよんでいます。